「相続税についてのお尋ね」に関するQ&A

相続税についてのお尋ねは、遺産の内容を確認する目的と相続税の申告を促す目的で、税務署から送られてくる書類のことです。

相続税についてのお尋ねが納税者に届いた段階では、加算税・延滞税のペナルティが課されるわけではありません。

市区町村役場に死亡届を提出した場合、その情報は税務署に送られます（相続税法５８条）。

税務署は、過去の申告データが蓄積されているＫＳＫ（国税総合管理）システムに照会をかけたり、保険会社から提出される保険金の支払調書を確認したりして、亡くなった方に一定の財産があるかどうかを検討します。

亡くなった方の生前の収入が多かったり、不動産所得があったりした場合は、お尋ねが送られてくる可能性があります。

相続税についてのお尋ねが送られてくるということは、税務署が、相続税が発生する可能性があると考えているということです。

また、相続税についてのお尋ねが届くのは、相続開始後６～８か月後であり、申告期限まであまり時間がない場合が多いです。

早急に相続財産を確認して、相続税が発生するか心配な方は、税理士に相談をしましょう。

相続税がかかることになるのかご不安な方は、ぜひ税理士法人心にご相談ください。